カラスはおいしいか?
三月に家の庭に来ました。昆虫の世界で、派手な色をしている昆虫は毒を持っている傾向がある。いわゆる捕食者に対する警告色だ。

鳥の世界でも同じようなことが言えるか。よく目立つ黒い色の鳥はまずい、つまり、まずいから襲うなよと表現しているのだ。と、いう説がある。

黒と同様にセキレイのような白黒パターンも、食べてもおいしくないよと、メッセージを出している。そういえば、セキレイなどは人なつっこくそばに寄って来る。スズメのように警戒心はないようだ。

カワセミの青い背中は上から見たときに水面が背景になり、目立たない。オウムの極彩色はジャングルでは、かえって目立たない。景色に溶け込んでしまう。そういう理由の色もある。オシドリやキジのようにオスだけがきれいな種類は、メスによる選り好み(性淘汰)が進んだ結果と言われている。

みんな、理由がある。【写真はキジ】