いつも新築の家 ジョロウグモ
ジョロウグモは、だいたい二日毎に巣を張りかえる。その理由が最近の研究でわかった(奈良県立医大・大崎教授)。

獲物を引っかけるために網を張るわけだが、網の強度は紫外線(UV)の影響を受ける。新しい網はUVで徐々に強度を増す。しかし、約二日を限度に今度は劣化を始める。そのためにジョロウグモは家改築の必要に迫られるというわけだ。

オゾン層の破壊で強い紫外線が問題になっているから、彼らの網作りは今後益々忙しくなることだろう。人間のせいで、こんなところまで影響がある。