寄生木 ヤドリギ

沢内村のホテル銀河高原で冬になり広葉樹の葉が落ち木々は、はげ坊主。その頃、裸の木に青々と葉を茂らせている丸いぼんぼり状の塊が付いていたりする。木の種類はと見るとブナ・コナラなどだ。

塊の正体はヤドリギ。演歌に出てくる、止まり木と混同している人がいた。宿主である広葉樹の幹に根を食い込ませ養分や水分をネコババする。黄色い実をつけ(実が赤いのはアカミヤドリギで)野鳥に食べさせる。消化されない種は(鶏卵の白身のような)ネバネバの膜に守られ木の幹にへばりつく。そこで根を出し寄生する。

少しでも高い(光の当たる)場所で生活するために木や鳥を利用する、文字通り宿る木だ。