腐生植物 ギンリョウソウ

種をつける時期になると、花はまっすぐ上を向く。山を歩いていて、薄暗く湿った林床に真っ白く幽霊のように生えている植物に出会う。あまり気持ちのいい外見ではない。

別名ユウレイタケと言われるのも納得がいく。ウロコのように見えるのが葉だ。湿った感じがするが、触ってみるとかさかさに乾いた感触で、下向きにつく花を龍の首に、鱗片状の葉を龍のうろこに見立てて銀龍草だ。

落ち葉などが腐ってできた腐葉土から養分を得ているので、光合成のための葉緑素を持たない。

また、根も変わっている。細かいおがくず状のものが丸く固まってついているだけで、通常の植物のような根ではない。菌類と共生していて、それらが落葉を分解して作った栄養をもらっている。