早く女性になりたい? マムシグサ

かなり大きな実をつけた、りっぱなメスです。生き物が子孫を残すことは大変な労力を要する。自分が生き延びるだけでも精一杯なのにかなりの養分を費やし種を作らなければならない。

このマムシグサも同様である。写真では判別しにくいが、茎の模様がマムシの肌のようなのでマムシグサと言われる。あまり、気持ちのいい名前ではない。薄暗い林下に多いので、よけいそう思う。

話は戻って、このマムシグサの子孫作りは、極めて合理的である。生まれてしばらくは、オスとして暮らす。偶然、いい環境に育てば一生懸命自分を太らせ、生きることに余裕が出てくるとメスに性転換する。悪い環境で栄養のすくない者は、オスのままである。

生きることへの執念と知恵には脱帽である。尚、どれぐらい太れば性転換するかというと、球根状(サトイモ科)の根の重さが20g以上25gくらいからと言われている。