逃げ出した植物 ワスレナグサ

ワスレナグサ(勿忘草・忘れな草)が用水路沿いなどの湿った場所に咲き出す季節になった。こぼれ種からどんどん増えるので一度咲いている場所を見つければ毎年見られる。

ヨーロッパ原産の多年草だが日本の暑さに勝てず、花屋さんでは一年草として扱われている。園芸用として日本に入ってきたが、いつの間にか花壇を逃げ出して野生化してしまった。そのようにして野生化した植物を「エスケーププランツ」と言う。

趣のある名前だが、英語のforget-me-notを直訳したものだ。ドイツで、愛する女性のためにこの花を摘もうとした男性が川に落ち、激流に流されながら叫んだ言葉が語源となっている。